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好き放題


ロッカー開けたら、紙が降ってきた。「離婚疑惑!」ってでっかいタイトル。10年以上昔の週刊誌のコピーでさ。見たら親父の記事で、親父、女優とマジ浮気してやんの。「1歳になる長男」っておれっすか。どうしてこんなもんここにあるか、しばらく首ひねって、やっと、イヤガラセらしいっておもいあたる。尊敬してんならイヤガラセにもなるけどさ、これ置いたやつ、かなり、ばか。もう知ってんだよ、親父の女癖の悪さ。昔のブリッツ仲間とかからさ。遊びからマジまで、母さん、よくガマンした・・・でも、おれおぼえてんのはいちゃいちゃしてる夫婦だったよなってことばっかり。二人でさ、おれの知らないドラマいっぱいあったんだろうなって思うと、・・・変だ、すごくくやしくなる。


そういう昼間の話、だらだらしてしてたら、
「おまえは男癖も悪い」
オニか、あんた。となりで裸で寝てて、さっきまでヤってて、それか。
すごんだら、軽く鼻で笑われた。ちぇ。
しばんねえよな、あんた。知ってんだろ?おれ、モテんの。エースだもん。可愛いオンナノコとか、かっこいいおにーさんいたら、ほいほいってついてっちゃったりするよ?でも、あんた、なんにも言わないし、聞かない。おっさんってそんなに枯れんの?、あー、やだやだ。


憎いから、2戦目、しめながら腰動かして、しぼってやる。苦しそうに眉しかめてんの、ざまみろって。
「・・・たちが悪くなった」
嫌そうにいうな。まんざらじゃないくせにさ。腰うかして、イイとこにあてて、ゆっくりこねまわしてもらう。あ、腰、とろけそ。オンナみたいな声出ちまって、すげえハズい。けど、そのうちガマンきかなくなったあんたが突き上げて、それで、もう、どうでもよくなっちまう。こういう、どっかに連れてかれてるカンジ、きらいじゃない。


時々、おれんことどうおもってんだろ、って。どうにでもしろって、お前の自由だって、なんにもしばりないのって、おれ、かえって不安なるじゃん。Hして、エロエロになんの確かめて、そいで信じてやっか、とか。こんな、好き放題やらせてくれるカラダ、そうねえもん。


もしかして、ひょっとして、それ、あんたの手?うわあ、オヤジくさ。


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