JENOVA ニブルヘイム魔胱炉 セフィロスが母と呼んだその生き物は 魔胱の中に浸されて生き続けていた。 活動が休眠状態であったため 魔胱炉1号機にて魔胱を照射するが とうとう休眠から覚めなかった。 |
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Photo Data offer: Aphro Sannoume | |
30年前にガストが2000年前の地層から発見した「女」。それが仮死状態で生き続けていることに驚愕して、ガストはこれを古代種と誤認し、現代に蘇らせようと研究を続ける。生命活動を維持し、増殖するには魔胱が必要らしい。そこで我々は魔胱炉一号機の使用許可を申請した。 それにしても異形である。コウモリのような翼。体中に突出した複数の眼球。体外におさまりきれない消化器官とおぼしき構造。そして、魔胱を摂取する器官は腹にぽっかりと口を開けている。調べれば調べるほどキチガイじみた体構造だ。諸器官の配置がバラバラなのだ。 私は突拍子もない想像にとりつかれている。もしかしたら『彼女』の首から上はただの飾り物で、実は腹に開いた体腔が本来の「口」なのではないだろうか。彼女はただ『擬態』しているだけで、本来の姿は我々人類の形態とははるかにかけ離れているのではないだろうか。 魔胱(生命エネルギー)を求めて星から星へわたり歩きながらその星の生命を食い散らかしえて増殖していく宇宙生物。そして、『彼女』は、セフィロスに支配をゆずりわたした時から人間の形をやめる。大空洞で現れたJENOVA SYINTHESISにはこのJENOVAのような二本の足がない。 |