セフィロス 竜巻の洞窟で、植物の根にかこまれて 静かに眠りつづけるセフィロス。 星の胎内に抱かれ新たな生命として 生まれ出でようとする胎児。 しかし、この子供は「異物」であり 母体を殺して生まれてくるものだ。 ルクレッツィアが胎内にセフィロスを抱えて病んだように、 星もまたセフィロスに蝕まれる。 |
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Photo Data offer: Aphro Sannoume |
マテリアの中で眠りながら目覚めを待ちつづける。天然のマテリアが魔胱のしたたりによって結晶するように、彼の精神と肉体もライフストリームからここに析出したのだろうか。 星にとって邪悪な存在のはずなのに、星自身が彼を巨木や大地そのもので抱えて慈しんでさえいるように感じるのはなぜだろう。なぜか「胎児は母親にとって寄生者である」という言葉を思い出す。 ウエポンがセフィロスではなく、人間を排除しようとするあたりにキーワードがありそうな気がする。 シスターレイの使用は大空洞バリアを消滅させるための苦肉の策であった。しかし皮肉な事に、実はセフィロスに大量の魔胱エネルギーを与えただけである。私は2発目を送ろうとしてクラウドに阻止されるが・・・。メテオの発動にもエネルギーが必要であろうが、リュニオンの完成にもエネルギーは必要であろう。豊富な魔胱の中で細胞分裂とリュニオンを続けながら、リバース・セフィロスに姿を変えていったのだろうか。 |