JENOVA SYINTHESIS


大空洞でクラウド達と戦ったジェノバ。
ニブルヘイムから神羅ビルに移送され
セフィロスによって持ち去られたものと同一であろう。
だが、その攻撃は非知性的であり、
リバース・セフィロス、セーファ・セフィロスよりもはるかに脆弱だ。
セフィロスに支配をゆだね、「彼女」はその役目を
終えたのだろうか。



Photo Data offer: Aphro Sannoume



大空洞での攻撃ぶりを観察していると、本来この生き物が「非・知性的」で「弱い」のではないだろうかという考え方にたどりつく。おそらくそうなのだろう。強烈な自己増殖本能のみが肥大した存在。
そもそも生物とは「個としてより強く」「自己と同一のものを増やそうと」するものだ。「彼女」はウイルスあるいは直接植え付けた細胞を介して少しずつ寄生した生物の細胞をジェノバのDNAにおきかえ、入れ替わっていくのだろう。問題はそれが知性体を乗っ取った時だ。大脳と言う高度なセンサリング機能を得て、さらに巧妙に自己を拡大していく。私の想像によると、おそらく2000年前、「彼女」はセフィロスがそうしたように、だれか古代種の女に取り付いて人間の形態を模倣し、知恵と知識でもって言葉たくみに古代種に近づきウイルスをばら撒いたのだろう。(よいこのひみつまんが3を参照のこと)

では、「ジェノバ」とは本来、どのような生き物なのだろう。

真菌類(いわゆるキノコ)は、カサ、茎、根という部位に外見上別れて見えるが、じつは「どこを切ってもキンタロウアメ」な構造である。ジェノバも同じような生き物で、「頭部」や「腕」「乳房」に見える部位はすべて「飾り」なのではなかろうか。ただ外見を人間に似せ、より寄生する対象に近づくために。