片翼の天使

CARMINA BURANA:Carl Orff

Estvans interius
ira vehementi
Estvans interius
ira vehementi
Sephiroth
Sephiroth

胸のうちは抑えようもない
激しい怒りに煮えくり返り


セフィロス

Sors immanis
et inanis
Sors immanis
et inanis

恐ろしく非情に、
しかもなんの実もない(空しい)運よ


Veni,veni,venias
ne me mori facias
Veni,veni,venias
ne me mori facias

おいで、おいで、さあきておくれ、
私を死なせないでおくれよ





日本は著作権問題が厳しいため、深部に歌詞を収蔵しておく。
1節目は「烈しき怒りと」から。研究室の入り口で流れているあの詩が全訳。存在の空しさに引き裂かれるような詩ではないか?
2節目は有名な「おお、フォルトゥナ」。運命の女神のいたずらを呪う歌詞。参考までに全訳を。

恐ろしく非情に、
しかも何の実も無い運よ。
お前はぐるぐる回る車輪みたいに、
怪しからん悪性のものだ、
その安心とてあてにできず、
すぐに消え去ってしまう
今はすっかり陰に隠れ、
暗い姿で私のところへ
もたれ掛かってくるのだ。
それでもうお前の非道な
戯れのため、私は現在背中を覆う衣さえ
失くなってしまった。


3節目は「来よや、来よや、愛しの人よ」狂おしい恋歌だ。死してまだ呼んでいる。恐ろしい執着だと思わないか?これも歌詞の全訳を。

おいで、おいで、さあきておくれ、
私を死なせないでおくれよ、
ヒルカ、ヒルケ、ナザザ
トリリリーヴォス
まったく綺麗だ、お前の顔は、
二つの眼の輝きといい、
いくつも編んだ髪の毛といい
ああ、なんとすばらしいその様子。
ばらの花よりなお紅に、
百合の花より、なお色白に、
誰よりかも、なお格好いい
いつもお前は私の自慢